串本・大島ドライブ巡り

橋杭岩 橋杭岩

 串本は本州の最南端にあり、南国ムードいっぱい。太平洋に突き出した潮岬や串本大島には黒潮が突き当たり、橋杭岩や海金剛などの奇岩や、たくさんの見どころがあります。
串本の見どころを車で巡るコースをご案内します。

交 通

阪和自動車道みなべI.C〜串本:約80km
白浜温泉街〜串本:約65km

串本〜勝浦温泉街:約30km
串本〜新宮市:約40km
串本〜本宮:約73km

串本へのシーサイドドライブ

 串本へは、阪和自動車道の終点・すさみ南I.Cから国道42号線を一直線です。
すさみI.Cからすぐの道の駅すさみや隣のエビとカニの水族館に休憩がてら立ち寄るのをお薦めします。すさみ南I.Cからは約23kmの道のりで、30分程度で到着します。

串本海中公園

串本海中公園 水中トンネル
水中トンネル
串本海中公園 海中展望塔
海中展望塔

 まずは串本海中公園に立ち寄ってみましょう。
串本海中公園には、日本で初めて水槽に太陽光線を取り入れる技術を使用した水族館や海中展望塔、海中観光船などがあり、熱帯域の暖かい海水を運ぶ黒潮によって南国ならではの海中の様子を楽しむことが出来ます。また、親潮の影響も受ける為、集まってくる魚の種類は日本一を誇ります。
2005年11月には、周辺海域がラムサール条約湿地に登録されました。
水族館では、水中トンネルでサメやエイなどが頭上を泳ぐ姿を見ることができるほか、大きなウミガメにエサをあげる事も出来ます。
沖合140m、水深6.3メートルの海中展望塔では、海底の様子が見られ、優雅に泳ぐ魚たちを自然そのままの姿で観察出来ます。海中観光船「ステラマリス」からは、世界最北限といわれるテーブルサンゴの群生や、カラフルな熱帯魚を観察することができます。駐車場も広く、館内にはお土産店やレストランもあります。また、併設する「串本ダイビングパーク」では、体験ダイビングやホエールウオッチングなどの体験プログラムも実施しています。

水族館内
水族館内
海中展望塔内
海中展望塔内

潮岬へ

潮岬灯台
潮岬灯台

 串本海中公園を出て再び国道42号線を南に向かいます。約5kmで、「潮岬西入口」の交差点がありますので右折し、潮岬に向かいます。
潮岬西入口交差点より道なりに進んで約5km、潮岬灯台入口に到着です。潮岬灯台は明治6年から100年以上沖合を照らし続けてきました。約30mの断崖上に建つ石造りの白く美しい姿は、串本のシンボルでもあります。
灯台に上ることが出来ますので、ぜひ立ち寄ってみましょう。駐車場(有料)に車を停めて、入館料を払って館内に入ります。
灯台下の資料館で少し知識をつけて、いよいよ灯台に上ってみます。ちょっと狭いらせん階段を上って灯台上に出ると、太平洋の大パノラマが広がります。

潮岬灯台
潮岬灯台
資料館
資料館
潮御崎神社
潮岬灯台

また、灯台の傍らには、高浜虚子の句にも詠われた潮御崎神社があります。

望楼の芝生へ

望楼の芝
望楼の芝と潮岬観光タワー
太平洋を望む
展望所

 潮岬灯台から約500mで、望楼の芝生駐車場に到着します。
駐車場の手前から、広大な芝生広場が見えてきます。
芝生広場を横切ると、海を見下ろす展望所があり「本州最南端の地」の碑があります。
何しろ本州の南の端っこで、180度(以上?)さえぎる物がなにもない太平洋の水平線が見え、地球の丸さを実感できます。
駐車場近くには、お土産店やレストランがある「潮岬観光タワー」もあり、ここからの眺望もまた爽快。眼下に望楼の芝生、そして太平洋の水平線が丸くなっている様子まで眺望できます。


くしもと大橋を渡って「紀伊大島」へ

串本大橋
串本大橋
串本大橋
夕景

 望楼の芝生駐車場を出て、そのまま潮岬を回り込みます。
約5.5kmで、くしもと大橋の入口に到着します。
くしもと大橋は、手前半分が堤防の上を通る道路、それからループを上って、アーチ状の橋を渡ります。
平成11年に完成した美しい橋です。
橋を渡ったところに駐車場と展望公園がありますので、ぜひ止まって眺めてみて下さい。
夕暮れ時には美しい光景を眺める事ができます。


大島を横断して日米修交記念館・海金剛へ

日米修交記念館
日米修交記念館
日米修交記念館・館内
日米修交記念館・館内

 くしもと大橋から島内の道路を道なりに進んでいきます。
島の中心部を横断しているので海はあまり見えませんが、約7kmほど進んだところで「日米修交記念館・海金剛」の案内板に沿って右折します。
少し狭い道ですが、1kmも行かないうちに突き当たりになり、駐車場があります。

日米修交記念館

 駐車場のすぐ横が「日米修交記念館」です。
日米修交記念館は、ペリーの黒船来航より62年前にアメリカ商船「レィディ・ワシントン号」が大島に寄港したことを記念した施設です。
当時の様子を解説したジオラマや写真、船の模型などが展示されています。
アメリカ船の来航は、ペリー提督が黒船で浦賀沖に来航したことが有名ですが、実はその62年前に大島に来航し、これが日米間の接触として初めて公文書に記録されているものだそうです。

海金剛

海金剛
海金剛

日米修交記念館を見たあとは、そのまま遊歩道を歩いて海金剛へ。
100m程で海金剛を見下ろす展望所に着きます。
海金剛は、三角形に鋭く切り立ったような巨岩に、太平洋の荒波が砕けちる迫力いっぱいの景勝地で、「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれています。
周辺はウバメカシなどが強い風にまけじと低く岩に張り付き、奇岩の岩礁とあいまって「海の秘境」の雰囲気です。
海金剛の先には、この後行く「樫野埼灯台」が絶壁の上に立っているのが見えます。

トルコ記念館・樫野埼灯台へ

トルコ記念館
トルコ記念館

日米修交記念館駐車場へ入ってきた道を戻り、元の道に出ます。
そのまま右折して約1kmで道路が突き当たり、駐車場があります。
そこからトルコ記念館・トルコ軍艦遭難慰霊碑・樫野埼灯台はすぐ近くです。
一帯は小さなお土産店・レストランなどがあり、のんびりと散策を楽しむことが出来ます。

大島とトルコとのかかわり

明治23年(1890年)、大島樫野崎の沖合でトルコ軍艦が嵐により遭難し、そのとき樫野をはじめ、大島の島民が献身的な救助活動を行いました。遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の乗組員656名のうち587名が帰らぬ人となりましたが、翌年、墓碑と追悼碑が建てられるなど、犠牲者の慰霊を通じて串本町とトルコ国との交流が始まり、現在まで友好関係が続いています。

トルコ記念館

トルコ記念館

 トルコ国との友好の証として、トルコ軍艦遭難慰霊碑の近くに建設された記念館です。
館内には遭難したエルトゥールル号の模型や遺品、写真などが展示されており、遭難事故当時の様子が紹介されています。


トルコ軍艦遭難慰霊碑

トルコ軍艦遭難慰霊碑
トルコ軍艦遭難慰霊碑

 トルコ記念館からすぐ、トルコ軍艦遭難慰霊碑があります。トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難者のうち引き揚げられた遺体は、遭難現場を真下に見下ろす樫野崎の丘に埋葬されたと伝えられています。遭難の翌年、和歌山県知事はじめ有志の義金により、墓碑と追悼碑が建立されました。(現在の慰霊碑は、昭和12年に改修されたものです)現在も5年ごとに追悼式典が行われています。


樫野埼灯台

樫野崎灯台
樫野埼灯台

 明治3年に建てられた、日本最古の石造り灯台。昭和29年に改修されましたが、隣接する旧官舎も石造りで、当時の雰囲気が残っています。現在、灯台は自動点灯で無人で内部は非公開となっていますが、灯台の外周に展望台が設けられているので上ってみましょう。潮岬灯台と同じく、素晴らしいパノラマ眺望です。

樫野崎灯台と水仙
樫野埼灯台と水仙

灯台の回りには、建築当初に常駐していたイギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンが、故郷を思い植えたと言われる水仙が今も群生しており、冬にはたくさんの花が咲きます。


串本へ戻って

 樫野の駐車場を後に、串本に戻っていきます。
先ほど渡ったくしもと大橋を渡り、串本市街地方面に右折します。
約1kmで国道42号線に戻りますので、交差点を右折します。
ここから約1.3kmで左手にJR串本駅があり、その先まで串本の中心街になり商店などが軒を並べます。市街地を抜ければすぐ、右手に橋杭海水浴場があり、その先に橋杭岩の駐車場があります。

橋杭岩

橋杭岩
橋杭岩

 駐車場付近から大島に向かって約850m、大小40余りの岩柱が列をなしてそそり立っています。
海の波などによる浸食によって、岩の硬い部分だけが残っているそうですが、名前のとおり橋の杭だけが立っているように見える奇岩です。
その昔、弘法大師と天の邪鬼が沖にある島まで橋をかけられるかという賭をして、弘法大師が一夜にして立てたという伝説も伝わっています。
橋杭岩は吉野熊野国立公園地域内にあり、国の天然記念物に指定されています。

その他のみどころ

応挙芦雪館
串本応挙芦雪館

串本応挙芦雪館

 串本の町中にある「無量寺」の境内に併設されている小さな美術館です。
江戸中期の水墨画家で円山派の祖「円山応挙」、その弟子「長沢芦雪」の作品を中心に、室町、桃山、江戸時代の絵画96点を展示しているほか、串本の笠嶋遺跡から出土された品々も合わせて公開しています。橋杭岩からは、国道42号線を白浜・和歌山方面へ2km余り走り、きのくに信用金庫串本支店の角を曲がって前進します。道路は狭いですが、普通車は通行できます。

サンゴの湯
サンゴの湯

サンゴの湯

 串本駅から少し橋杭岩寄りの山側にあるスポーツ公園「サン・ナンタンランド」の手前にある公衆温泉浴場。町内の一部ホテルでも温泉が楽しめます。また、橋杭岩から勝浦方面に約200mのところに、ごく小さな公衆浴場「弘法湯温泉」もあります。

参考

交通機関リンク

熊野交通 勝浦・新宮の路線バス・定期観光バス・観光船
JRおでかけネット JRの時刻表など



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